幸せ配達人の登場です!

Gland・Richeの、農福商連携プロジェクト(地域の自然やあらゆる人材とのコラボレーション)はじまっています。
今年の春からは、生薬の試験栽培が、安曇野と上田の、それぞれの農家さんと福祉事業所さんとGland・Richeが共同で、始めます。
そこに買い取りメーカーさんの熱い気持ちも重なって、
どこが上とか下とかではなくて、本当に各自が、得意分野の役割分担。
楽しみです☆
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そんな中、
こちらも農福連携ですよね!
ククサ(信州の森の精霊たちからの贈り物)&どんぐり紙ウエディングが行われました!
・木のカップククサ製作:木曽町社会福祉協議会「みやまの家」
・木の提供:北洋木材工業株式会社長野出張所
・ククサを入れる袋製作:松本市寿の障害者福祉事業所、コムハウス
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ククサ(KUKSA)とは、
フィンランド北部のラップランドの人々に
古くから伝わる木のカップです。
昔から北方民族のサーメ人が、使う人の幸せを願いながら
ひとつひとつ丁寧に白樺のこぶをくりぬいて作ってきました。
「贈られた人は幸せになる」と、言い伝えられているKUKSA。
赤ちゃんのミルクや離乳食、スープやコーヒー。
そして、ブランデー。
更には山歩きの際に清水をすくって喉を潤すために・・・
人の成長に応じて一生付き合えるお守りになると言われています。
作る人の幸せ。
使う人の幸せ。
一生大切に使っていただける、木の幸せ。
みんなの幸せが詰まったカップです。
*材はウダイカバ。葉っぱの形はハート型。
 樹液が甘く、飲むこともできる落葉高木です
*仕上げ剤は、ファインクリスタルウッドを使用。
  木材用複合型ガラス質塗料です。
* 木の呼吸を保つ
*吸水防止効果  
*紫外線カット
*安全性
アルコール系を主たる溶媒にしており、
キシレン、トルエン、ベンゼンなど芳香族系溶剤を使用していません。
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そんな、贈られて嬉しい木のカップを、花束にしてご使用くださいました☆




アルファベットが書いてありますカードは、触るとほんわか温かみのある、どんぐり紙を使用してくださいました。
・どんぐり殻むき、どんぐり紙製作:松本市寿の障害者福祉事業所、コムハウス



そして、
今回の農福商連携事業の、『商』の部分を担い、こんなに素敵なウエディングを演出してくださったのは、
Salon de Happiness主宰の丸山由加利さん!


由加利さんは、東京、松本、山梨にサロンを持ち、幸せ配達人のオシゴトをされている、とても素敵な方です。
これから結婚式をお考えの皆様、由加利さんに相談してみては?
彼女に会うと、きっと幸せが何倍にも膨らみますよ!
由加利さんへのお問い合わせもお待ちしています。
toiawase☆gland-riche.com(☆を@に変えてご連絡くださいませ)
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日本農業新聞に載りました。

1/13(火)夜、地元安曇野市の農家様と今年の春から始める素敵なプロジェクト(農・福連携♪)の会議をしてきました。
数えればこの会議や、これに関する現地調査等を入れて、昨年から8回目!
失敗してもいいじゃない!(しないようにしますが!)
地域にとって有意義で、
ひとにとって有意義なら、
頑張ろうと思っています。
詳細はこの春から随時お知らせできる予定です。
昨日(1/15(木)付)日本農業新聞様にて、当法人の取り組みとこれからの農福連携について書いていただきました。

農・福・商連携事業会議。

報告が遅れましたが、
先日行いました2回目の農・福・商連携会議の報告です。
又、下記に書いてあります生薬会社様との話し合いを、5/20(火)に、生薬会社様本社に出向き、実現してまいりましたので、そのご報告は後日いたします。
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NPO法人グランド・リッシュ 農と福祉を考える Vol2
1.日時
平成26年5月9日
2.場所
安曇野市三郷公民館会議室
3.出席者
農業後継者の会
ハーブ農園代表者様  
米農家代表者様 
三郷リンゴ農家様
地元飲食店様
コーディネーター
あづみ野エフエム総務部長 中田公久
特定非営利活動法人グランド・リッシュ
理事長 望月美輪
副理事長 梶山宗暁
4.議題
原料生産としての農業(生薬)
漢方薬の原料として、生薬が使われていますが、ほとんどは中国からの輸入に頼っています。しかし、中国経済の発展など様々な理由により、漢方薬メーカーは国内生産品にも注目しています。
生薬の国内での生産に力を入れていた福島県が、放射能の影響により、生産できなくなり、国産の生薬が不足しています。
生産種
よく使われる生薬で、長野県で生産できるもの。
・当帰(トウキ) せり科
・芍薬(シャクヤク) ボタン科
・川芎(せんきゅう) せり科 
・地黄(ジオウ) ゴマノハグサ科
これらはいずれも根を使用します。出荷は根の部分を洗い、ひげ根をとって天日乾燥させたものを出荷します。芍薬、地黄は植え付けから出荷まで3年~4年かかります。
価格
天日乾燥状態で、おおよそ1㎏あたり100円~600円で取引されているようです。

品種については、製薬会社の指定種があります。有効成分の含有量にはかなり個体差があるようで、何でもよいわけではなさそうです。
収穫量
10a当たりの生産量は、芍薬、地黄で4t。当帰、川芎は2t程度です。
生産性
虫や病気には強いので、手間はあまりかからない。追肥は鶏糞を適量程度。
収穫は手掘り。
草とりや管理等に人手が必要。
福祉施設とのかかわり
収穫後の選別や洗浄ひげ根取りなどを施設に委託することができるのではないか?
収穫や草取りなどの手作業には就労機会があるのではないか?
地元高齢者の雇用やニート対策等との連携も視野。
まとめ
生薬の生産は、今後の農業にとって、可能性が高い生産物と言えることができる。
近日中に製薬メーカーと詳しい話を詰めていく予定。
石鹸について
米ぬかやハーブを入れた石鹸は、需要自体はかなりあるが、製造販売には薬事法の化粧品の製造販売の認可が必要になる。現状で、この認可を取れる施設は松本市周辺にはなく、今後の課題である。
洗濯石鹸としては許可は必要ないので、製造販売は可能である。
6次産業
ドライフルーツや、乾燥野菜など、いくつかの施設に打診中。
グランド・リッシュの販売網を生かした農業生産物の販売
製造品、加工品を合わせて、関係団体と意見交換中。

農・福・商連携事業NO2.

農・福・商連携事業NO2.会議を、5/9(金)安曇野市三郷公民館にて行いました。
会議内容についてのご報告は後日ここにUP致します。
安曇野の農家の皆様、地元企業の皆様、福祉事業所の皆様の熱い心意気に触れて、身も引き締まります。
皆さんの熱い心意気をつなぐには、その熱さで燃え尽きてしまわない強いロープになり、皆さんの心意気が燃え続けていくような火種であり続けなければ。。。
がんばっちゃいますよ~^^!

Gland・Richeと農とのかかわり。

今年度より、Gland・Richeは、
グランド・リッシュと農のかかわりについて以下のような活動をしています。
そもそもGland・Richeのコンセプトは、
様々なパーソナリティを持つ人や物をつなぎ、強みと強みを足して更なる強みにしてく事業を提案し、その輪を広げていくことです。
もしかしたら、
何らかの理由で、
現在何かで困っていること。
困っている人。
停滞してる物事。
があるとすれば、それはチャンスです。
『困っていることほど、隠された強みが存在する』
『困りごとが明るい未来をつくる』
すべては困りごとを楽しみごとに変えるために世の中は発展してきました。
私達は、「誰もが、生き生きと、活き活きと、あー!生きていて良かった!生まれて良かった!」と思えるような事業を展開する法人の事業の一環として、
信州の自然や農作物の恵みと、それに携わる人々。そして、これからそこに携わることで、より現状の生活が豊かになるであろう人々をつなげていくために、この事業をスタートさせました。
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地域農業の課題
農村振興、地域ブランドの確立、空き店舗活用と農業の関係など、官主導で様々な事業が行われていますが、単発的なイベントにとどまり、各個の収入増加にはつながっていないのが現状です。
農産物は、ブランドを目指したとしても他との差別化が難しく、結局多くの類似ブランドの中に埋もれてしまい売り上げが伸び悩む原因となってしまいます。
原料生産としての農業
現在、規模にかかわらず、大きな収益性が見込まれる農業分野は原材料としての農産物の生産です。菓子、酒類、畳、缶詰、砂糖、油、ソース、薬、日用品など大量生産品の原材料として、鮮度、流通、気候などにとらわれない農業生産物を生産することにより、安定した収入につながるようになっていきます。(スーパー独自の農園経営もこの一つと言えるでしょう)
農工商を通じたブランド化
農業独自でブランド化を目指すことは他との差別化、鮮度、天候、流通、人件費などの農業以外にかかわる経費が多すぎ、実質的な利益が逆に減ってしまうような現象も起きています。
安定した収入を目指すために原材料→工業生産→パッケージデザイン→販売といった形態でのブランド化を目指し、流通コストやリスクを分散し全体としての利益を上げることで収益が上がる形態を作る必要があります。
NPO法人グランド・リッシュのとりくみ
グランド・リッシュ独自のブランド製品の展開を通して地元農家、福祉施設、町工場、商店などを繋ぎ、生産から販売までの一貫したブランドの確立を目指します。
人にやさしく安全な製品で携わる人が見えるような商品を開発し、生産する人、消費してくれる人すべての人が幸せになれることを目指します。福祉とかかわってきた強みを生かし、施設との提携や人材確保を通して、他にはない独自の商品開発を進めていきます。
官との連携
来年度から、長野県、農水省ともに、違う形での農業支援に乗り出そうとしています。6次産業の失敗から学び、適材適所での総合的な支援に乗り出そうとしています。特に、福祉分野との提携を強くし産業としての新しい形を模索しています。有用な補助金事業を利用しやすい体制が整いつつあります。
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NPO法人グランド・リッシュ 農と福祉を考える Vol1
1. 日時
平成25年3月24日(金) 午後7:30から9:30
2. 場所
安曇野市三郷東小倉区民会館
3. 出席者
現在のところここでは匿名とします。
ハーブ関係の農園代表者様1名
お米農家様1名
リンゴ農家様2名
特定非営利活動法人グランド・リッシュ
理事長 望月美輪
副理事長 梶山宗暁
4. 議題
地元農家の抱える問題と福祉と農業のかかわりについての意見交換。
5. 経過
グランド・リッシュ副理事長から、客観的に見た農業の問題点とそれに福祉がいかにかかわれるかを通して、グランド・リッシュの立場の説明。
リンゴ農家様より、障がい者とリンゴ農家の取り組み事例や問題点についてのお話。
お米農家様、ハーブ農園様より、農業生産物の販路の問題について。
理事長により、障がい者施設と農産物加工について、マッチングについての提案。
グランド・リッシュの取り組んでいる、石鹸製造や入浴剤製造への協力要請。
ハーブ、米など。
6. 決定事項
 ハーブの生産やコメの石鹸や入浴剤への活用研究。
 障がい者施設の設備を使って6次産業化への検討。
以上