月別アーカイブ: 2014年5月

農・福・商連携事業会議。

報告が遅れましたが、
先日行いました2回目の農・福・商連携会議の報告です。
又、下記に書いてあります生薬会社様との話し合いを、5/20(火)に、生薬会社様本社に出向き、実現してまいりましたので、そのご報告は後日いたします。
*************
NPO法人グランド・リッシュ 農と福祉を考える Vol2
1.日時
平成26年5月9日
2.場所
安曇野市三郷公民館会議室
3.出席者
農業後継者の会
ハーブ農園代表者様  
米農家代表者様 
三郷リンゴ農家様
地元飲食店様
コーディネーター
あづみ野エフエム総務部長 中田公久
特定非営利活動法人グランド・リッシュ
理事長 望月美輪
副理事長 梶山宗暁
4.議題
原料生産としての農業(生薬)
漢方薬の原料として、生薬が使われていますが、ほとんどは中国からの輸入に頼っています。しかし、中国経済の発展など様々な理由により、漢方薬メーカーは国内生産品にも注目しています。
生薬の国内での生産に力を入れていた福島県が、放射能の影響により、生産できなくなり、国産の生薬が不足しています。
生産種
よく使われる生薬で、長野県で生産できるもの。
・当帰(トウキ) せり科
・芍薬(シャクヤク) ボタン科
・川芎(せんきゅう) せり科 
・地黄(ジオウ) ゴマノハグサ科
これらはいずれも根を使用します。出荷は根の部分を洗い、ひげ根をとって天日乾燥させたものを出荷します。芍薬、地黄は植え付けから出荷まで3年~4年かかります。
価格
天日乾燥状態で、おおよそ1㎏あたり100円~600円で取引されているようです。

品種については、製薬会社の指定種があります。有効成分の含有量にはかなり個体差があるようで、何でもよいわけではなさそうです。
収穫量
10a当たりの生産量は、芍薬、地黄で4t。当帰、川芎は2t程度です。
生産性
虫や病気には強いので、手間はあまりかからない。追肥は鶏糞を適量程度。
収穫は手掘り。
草とりや管理等に人手が必要。
福祉施設とのかかわり
収穫後の選別や洗浄ひげ根取りなどを施設に委託することができるのではないか?
収穫や草取りなどの手作業には就労機会があるのではないか?
地元高齢者の雇用やニート対策等との連携も視野。
まとめ
生薬の生産は、今後の農業にとって、可能性が高い生産物と言えることができる。
近日中に製薬メーカーと詳しい話を詰めていく予定。
石鹸について
米ぬかやハーブを入れた石鹸は、需要自体はかなりあるが、製造販売には薬事法の化粧品の製造販売の認可が必要になる。現状で、この認可を取れる施設は松本市周辺にはなく、今後の課題である。
洗濯石鹸としては許可は必要ないので、製造販売は可能である。
6次産業
ドライフルーツや、乾燥野菜など、いくつかの施設に打診中。
グランド・リッシュの販売網を生かした農業生産物の販売
製造品、加工品を合わせて、関係団体と意見交換中。

農・福・商連携事業NO2.

農・福・商連携事業NO2.会議を、5/9(金)安曇野市三郷公民館にて行いました。
会議内容についてのご報告は後日ここにUP致します。
安曇野の農家の皆様、地元企業の皆様、福祉事業所の皆様の熱い心意気に触れて、身も引き締まります。
皆さんの熱い心意気をつなぐには、その熱さで燃え尽きてしまわない強いロープになり、皆さんの心意気が燃え続けていくような火種であり続けなければ。。。
がんばっちゃいますよ~^^!