Gland・Richeと農とのかかわり。

今年度より、Gland・Richeは、
グランド・リッシュと農のかかわりについて以下のような活動をしています。
そもそもGland・Richeのコンセプトは、
様々なパーソナリティを持つ人や物をつなぎ、強みと強みを足して更なる強みにしてく事業を提案し、その輪を広げていくことです。
もしかしたら、
何らかの理由で、
現在何かで困っていること。
困っている人。
停滞してる物事。
があるとすれば、それはチャンスです。
『困っていることほど、隠された強みが存在する』
『困りごとが明るい未来をつくる』
すべては困りごとを楽しみごとに変えるために世の中は発展してきました。
私達は、「誰もが、生き生きと、活き活きと、あー!生きていて良かった!生まれて良かった!」と思えるような事業を展開する法人の事業の一環として、
信州の自然や農作物の恵みと、それに携わる人々。そして、これからそこに携わることで、より現状の生活が豊かになるであろう人々をつなげていくために、この事業をスタートさせました。
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地域農業の課題
農村振興、地域ブランドの確立、空き店舗活用と農業の関係など、官主導で様々な事業が行われていますが、単発的なイベントにとどまり、各個の収入増加にはつながっていないのが現状です。
農産物は、ブランドを目指したとしても他との差別化が難しく、結局多くの類似ブランドの中に埋もれてしまい売り上げが伸び悩む原因となってしまいます。
原料生産としての農業
現在、規模にかかわらず、大きな収益性が見込まれる農業分野は原材料としての農産物の生産です。菓子、酒類、畳、缶詰、砂糖、油、ソース、薬、日用品など大量生産品の原材料として、鮮度、流通、気候などにとらわれない農業生産物を生産することにより、安定した収入につながるようになっていきます。(スーパー独自の農園経営もこの一つと言えるでしょう)
農工商を通じたブランド化
農業独自でブランド化を目指すことは他との差別化、鮮度、天候、流通、人件費などの農業以外にかかわる経費が多すぎ、実質的な利益が逆に減ってしまうような現象も起きています。
安定した収入を目指すために原材料→工業生産→パッケージデザイン→販売といった形態でのブランド化を目指し、流通コストやリスクを分散し全体としての利益を上げることで収益が上がる形態を作る必要があります。
NPO法人グランド・リッシュのとりくみ
グランド・リッシュ独自のブランド製品の展開を通して地元農家、福祉施設、町工場、商店などを繋ぎ、生産から販売までの一貫したブランドの確立を目指します。
人にやさしく安全な製品で携わる人が見えるような商品を開発し、生産する人、消費してくれる人すべての人が幸せになれることを目指します。福祉とかかわってきた強みを生かし、施設との提携や人材確保を通して、他にはない独自の商品開発を進めていきます。
官との連携
来年度から、長野県、農水省ともに、違う形での農業支援に乗り出そうとしています。6次産業の失敗から学び、適材適所での総合的な支援に乗り出そうとしています。特に、福祉分野との提携を強くし産業としての新しい形を模索しています。有用な補助金事業を利用しやすい体制が整いつつあります。
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NPO法人グランド・リッシュ 農と福祉を考える Vol1
1. 日時
平成25年3月24日(金) 午後7:30から9:30
2. 場所
安曇野市三郷東小倉区民会館
3. 出席者
現在のところここでは匿名とします。
ハーブ関係の農園代表者様1名
お米農家様1名
リンゴ農家様2名
特定非営利活動法人グランド・リッシュ
理事長 望月美輪
副理事長 梶山宗暁
4. 議題
地元農家の抱える問題と福祉と農業のかかわりについての意見交換。
5. 経過
グランド・リッシュ副理事長から、客観的に見た農業の問題点とそれに福祉がいかにかかわれるかを通して、グランド・リッシュの立場の説明。
リンゴ農家様より、障がい者とリンゴ農家の取り組み事例や問題点についてのお話。
お米農家様、ハーブ農園様より、農業生産物の販路の問題について。
理事長により、障がい者施設と農産物加工について、マッチングについての提案。
グランド・リッシュの取り組んでいる、石鹸製造や入浴剤製造への協力要請。
ハーブ、米など。
6. 決定事項
 ハーブの生産やコメの石鹸や入浴剤への活用研究。
 障がい者施設の設備を使って6次産業化への検討。
以上