地域で暮らそうフォーラム2017の『第3の居場所を考える』シンポジストとして登壇させていただきました。
講演は、沖縄県 コミュッと センター長 坂本様
シンポジスト連壇は、長野県庁障がい者支援課長 守屋様 コミュッと センター長 坂本様 R for I 山室様 グランド・リッシュ 望月
コーディネーターは、 高水福祉会 丸山様でした。
一応の定義として、第1の居場所は「自宅」第2の居場所は「学校、職場」などです。
人は、「あなたは第3の居場所がありますか?」と、聞かれると、1と2だけで十分充実しています。忙しくてこれ以上はいりません。と言う方もいらっしゃるでしょうし、逆に第3の居場所がなければ不幸なのかと、悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
では、問います。
「今の暮らしから何か無くなったら困る物さみしいと感じる場所、行事、時間などはありませんか?」
・・・内閣府の調査で、居場所と感じる場所が多い人ほど人生の充実度が高いという統計が出されています。
あなたにもあるはずです。無くては困る場所。「トイレ」「煙草を吸う時間」「お風呂」「布団の中」「部活」「楽しみにしているドラマ」「読書」・・・それらは実は第2の居場所をより過ごしやすくするために必要な、第3の居場所なのです。
では、次の問いです。
「あなたは今、幸せですか?」
・・・なんとなくこのままで十分豊かであるという生活をおくっている皆さんも、「幸せかどうか?」と聞かれると、即答で「はい!」と答える方は少ないのではないでしょうか?正に、そこに、今までにはない、あなたにとっての第3の居場所を考える「きっかけ」が潜んでいるかもしれませんね。
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そして・・・、支援者は、時に要支援者にもなります。仕事をしながら子育てをしている私は要支援者です。父の介護をしている私も要支援者です。ひとは誰もが時と場合によって支援者になったり要支援者になったりしながら生きています。その、要支援者になった時に悩むこと、気付かずに苦労していることがあったら、情報はほしいですし、助けてほしいですよね。ですから支援者として生きている時間は、ありったけの情報を流していくことが大事かと思います。その情報の中から、相談できる人だったり、通える場所だったりをそれぞれに見つけて、より生活の充実度数が上がる方が必ずいると思うからです。
私達福祉業界の人間に限らず、ひとは誰もが支援者。そして誰もが要支援者。
たくさんの第3、4,5、6の居場所を持ちながら、肩ひじ張らずにゆったりと呼吸をして生きていけたらいいですね。
この度は、貴重な経験と学びの場を頂きまして本当にありがとうございました。